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国際・政治 特集

金融秩序壊すトランプ=中岡望 偽りの世界好景気 “倫理崩壊”が招く危機 

トランプ政権が進める金融選択法案は金融規制を骨抜きにする
トランプ政権が進める金融選択法案は金融規制を骨抜きにする

2008年のリーマン・ブラザーズの破綻で始まった金融危機と世界的な大不況から10年がたった。その間、「金融危機の本質」とは何かを巡って、さまざまな解釈がなされてきた。危機の教訓が次第に薄れつつある今、もう一度確認しておかなければならないのは、リーマン・ブラザーズの破綻は危機の結果ではなく引き金に過ぎないということだ。最も重要なのは、金融危機の本質が、銀行による“投機的な利益稼ぎ”とそれを可能にする“金融制度そのもの”にあるという点だ。

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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