国際・政治闘論席

古賀茂明の闘論席 日米共同声明のポイント

     9月26日の日米首脳会談後に発表された日米共同声明。日本側が、正式文書には存在しない物品貿易協定(TAG)という言葉を勝手に作り上げたことが問題になっている。米側は、それを問題視していないが、その理由は二つあると考えられる。

     一つは安倍晋三首相とトランプ大統領の間に「選挙互助会」ともいうべき関係があることだ。日本が事実上、自由貿易協定(FTA)交渉を受け入れ、トランプ氏に中間選挙向けの宣伝材料を与える。代わりに、日本側には、来夏の参議院選挙まで、FTAではなくTAGだと言って泳ぐ余地を与えるという取引があるのだろう。

     もう一つの理由は、日本が何を言おうと、唯一の正式文書である英語の共同声明の内容が、圧倒的に米側に有…

    残り492文字(全文804文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,000円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    6月25日号

    残る・消える地銀16 本業の貸し出し低迷続き 半数超で衰える収益力■岡田 英/白鳥 達哉17 地銀全104行 収益力ランキング20 指標別ランキング 〈与信費用〉 4分の3で増加、想定超も21          〈貸出金利回り〉3割が「1%割れ」22          〈不動産業向け貸出比率〉大正が [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    最新の注目記事

    ザ・マーケット