新聞から言葉をえぐる言言語語(2018年10月20日~26日)
「日本の賃金はずいぶん低く抑え続けられてきたという自覚を持っている。(政府に)要求されたから、どうこうという話ではない」=10月20日付『毎日新聞』
菅義偉官房長官は経団連の中西宏明会長らとの会合で、2019年春闘で引き続き賃上げに取り組むよう要請した。会合後、中西氏が記者団に、経済界が主体的に賃上げすべきだとの立場を強調して。
「総領事館を訪れたカショギ氏と、中にいた人物らとの議論が口論、殴り合いにと発展し、死亡させた」=21日付『読売新聞』
米国在住のサウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館を訪問後に行方不明になった事件で、サウジ司法長官は国営メディアを通じて、カショギ氏が総領事館内で死亡したと初めて認めた。
「ロシアは長年、合意に違反し続けている。我々はそれを認めない」=22日付『毎日新聞』
トランプ米大統領は、1987年に旧ソ連(現ロシア)と結んだ中距離核戦力(INF)全廃条約からの離脱と、これに伴って新型核兵器の開発に着手する方針を明らかにした。遊説中のネバダ州で記者団に。
「法令に違反することを認識しながらあえてやったということでなければ、故意性は認定できない」=23日付『東京新聞』
中央省庁での障害者雇用数水増し問題で、第三者検証委員会の松井巌(がん)委員長(元福岡高検検事長)が検証結果を関係府省連絡会議に報告した。水増しについて「恣意(しい)的」としながら「意図的」ではないとした結論について、松井氏が記者会見で。
「完璧な計画はできない。高速道路のゲートを通るだけでものすごい渋滞になる。バス会社も運転手を出さない。住民のことを考えると動かさないのが一番安全だ」=23日付『毎日新聞』
茨城県那珂市の海野徹市長が、日本原子力発電東海第2原発(同県東海村)の再稼働に反対する意向を明らかにした。理由として、過酷事故に備えて市町村が策定を求められる広域避難計画を挙げて。
「今の中国の経済レベルを考えれば、おそらく必要はない」=24日付『朝日新聞』
日本政府は中国に対する政府開発援助(ODA)について、今年度の新規案件を最後に終了する方針を決めた。河野太郎外相が記者会見で。
「3歳9か月から卓球を始め、今つながっている全ての人が卓球を通じて知り合った。卓球は私の恩人」=24日付『読売新聞』
卓球女子の五輪2大会連続メダリストで、現役引退を表明した福原愛さん(29)=ANA、写真=が東京都内で記者会見して。
「飲み倒して運動も全然しない(で病気になった)人の医療費を、健康に努力している俺が払うのはあほらしくてやってられんと言っていた先輩がいた。良いことを言うなと思った」=24日付『毎日新聞』
麻生太郎副総理兼財務相が記者会見で、不摂生の結果、病気になった人への医療費支出を疑問視する見方を示して。
「殺人は事前に計画されたものだったという強い証拠がある」=24日付『朝日新聞』
トルコのエルドアン大統領が国会で演説し、ジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館で死亡した事件について。
「虐待状態がずっと続いていた」=25日付『朝日新聞』夕刊
内戦下のシリアで2015年6月に武装勢力に拘束されたフリージャーナリストの安田純平さん(44)が解放された。トルコ・イスタンブールから帰国する機内で安田さんが。
「何か縁がある。この縁を大切にしたい」=26日付『毎日新聞』
プロ野球のドラフト会議が開かれ、今年の甲子園で史上初となる2度目の「春夏連覇」を果たした大阪桐蔭高の根尾昂(ねおあきら)内野手(18)=写真=は、中日が交渉権を得た。根尾選手が記者会見で。岐阜県飛騨市出身で、小学6年時に「ドラゴンズジュニア」に選ばれたことがある。
「盗聴の不安があるならば、(中国の通信機器大手)華為技術(ファーウェイ)製を使ってはどうか」=26日付『毎日新聞』
中国外務省の華春瑩(かしゅんえい)・副報道局長が記者会見で、中国がトランプ米大統領の私用スマートフォンを盗聴しているとの報道を「フェイクニュース」と否定して。
「競争から協調へ、日中関係を新たな時代に押し上げていきたい」=26日付『日経新聞』夕刊
安倍晋三首相が日本の首相として約7年ぶりに中国を公式訪問。北京の人民大会堂で李克強首相と会談して。