なお消えない衆参同日選と改憲発議=佐藤千矢子
有料記事
単純労働分野でも外国人労働者の受け入れを事実上、可能にし、外国人労働者政策の大転換となる改正入管法。衆参法務委員会の審議時間は合わせて38時間に過ぎず、近年の重要法案と比べて極端に短いまま、法案は成立し、臨時国会は会期延長することなく閉会した。
自民党の中からも「中身が詰まっていない法律だが、首相官邸の意向で、この国会で急いで通すしかなかった」との声が聞こえるほどで、拙速ぶりは否定しようがない。
森友・加計学園問題であらわになった政府の国会軽視はまたも繰り返され、国会の機能不全は深刻さを増すばかりだ。
残り2184文字(全文2438文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める