新聞から言葉をえぐる言言語語(2018年12月15日~20日)
「この事件を他の問題の解決の道具としてはならない」=15日付『日経新聞』夕刊
カナダのフリーランド外相=写真=が記者会見で、カナダ当局が中国の華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)を拘束した事件をめぐり、トランプ米大統領が示唆した対中貿易協議と関連付けた司法介入を認めない姿勢を強調した。
「消費税増税を円滑にできるような税制改正が一番大事だ」=12月15日付『毎日新聞』
自民・公明両党が2019年度与党税制改正大綱を決定。19年10月の消費税率10%への引き上げ後の消費落ち込みを防ぐため、景気への影響が大きい自動車と住宅への減税策を盛り込んだ。自民党税制調査会の宮沢洋一会長が記者会見で。
「内閣に入ってから私も一生懸命に堪(た)えて頑張っている」=15日付『毎日新聞』
片山さつき地方創生担当相が記者会見で自らの「今年の漢字」を問われ、その場でメモ帳に「堪」の字を記して掲げて。
「ホワイトハウスの首席補佐官になりたい人は『たくさん』いた」=16日付『朝日新聞』
トランプ米大統領は退任するケリー大統領首席補佐官の後任として、行政管理予算局のマルバニー局長を首席補佐官代行に指名した。トランプ氏がツイッターで、希望者がおらず人選が難航したとの見方に反論して。
「ノーベル平和賞の賞金は、病院建設に充てたい」=17日付『読売新聞』
今年のノーベル平和賞を受賞したイラク人女性ナディア・ムラド氏が故郷のイラク北部シンジャルを訪れ、過激派組織「イスラム国」(IS)の性暴力被害者らを治療する病院の建設に賞金を使う考えを明らかにした。
「(今の計画では)もう限界だと英政府に伝えた」=18日付『毎日新聞』
日立製作所の中西宏明会長が、会長を務める経団連の定例記者会見で、日立の英国での原発新設計画について。「民間の投資対象とするのは難しくなった」とも述べた。
「会長選任の議論は並行するガバナンス委員会の議論も踏まえて、仮に(2019年)3月末まで決まらなくてもいいかなと思っている」=18日付『日経新聞』
日産自動車は17日の取締役会で、解職したカルロス・ゴーン前会長の後任の選出を見送った。記者会見で西川(さいかわ)広人社長が。
「40年の実践が示すのは、党の指導が中国の最大の優位性であるということだ」=19日付『朝日新聞』
中国が改革・開放政策を導入してから40年の記念式典が北京の人民大会堂で開かれ、習近平国家主席が演説して。
「お答えできませんと答弁すべきだった」=19日付『毎日新聞』
河野太郎外相は18日の記者会見で、日露平和条約締結交渉を巡る質問に「次の質問どうぞ」と繰り返した11日の会見について、「質問を無視したかのようになってしまった」と陳謝した。
「県知事選で(辺野古移設反対の)民意は示されたのに、さらに住民投票に費用をかけることは腑(ふ)に落ちない」=19日付『読売新聞』
沖縄県で実施される米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設の賛否を問う県民投票を巡り、宮古島市議会は補正予算案から投開票事務などの経費を削除した修正案を可決。これを受け、下地敏彦市長が県民投票を実施しない考えを明らかにして。
「厳しい中での船出になったが、我々は逆境に強い」=20日付『日経新聞』
ソフトバンクグループ(SBG)傘下の携帯電話子会社ソフトバンクが19日、東京証券取引所第1部に上場。初値は1463円、終値は1282円で、いずれも売り出し価格(1500円)を下回った。宮内謙社長が記者会見で。
「寂しさの中にも、少しだけうれしさもあります。井山のようなすごいやつに追い越されるのは、僕にとって大変名誉です」=20日付『毎日新聞』
囲碁の第44期天元戦五番勝負で、井山裕太天元(29)が挑戦者の山下敬吾九段(40)を3勝2敗で破りタイトルを防衛。7大タイトル獲得を通算43期として、歴代単独1位となった。記録を抜かれた二十五世本因坊治勲(62)=趙治勲九段、写真=が。
「我々はイスラム国を打ち倒した。米軍部隊が母国に戻る時だ」=20日付『読売新聞』夕刊
トランプ米大統領がビデオメッセージを出し、シリアでISの掃討を完了したとして駐留する米軍を撤収させる方針を表明した。