新聞から言葉をえぐる言言語語(2019年2月8日~15日)
「子育てをしながら野獣スタイルを維持するのは難しかった」=8日付『朝日新聞』
柔道の2012年ロンドン五輪女子57キロ級金メダリストで、「野獣」の愛称で親しまれた松本薫さん(31)=写真=が、現役引退の記者会見で。
「TOBは強圧的な手法。成立すれば伊藤忠の利益を優先した経営が行われ、デサントの企業価値が毀損(きそん)する」=2月8日付『毎日新聞』
デサントは、筆頭株主の伊藤忠商事による株式の公開買い付け(TOB)への反対を決めた。辻本謙一常務執行役員が記者団に。
「過去2期(6年)という一つの慣習を破ることへの心理的抵抗は、もちろんあった」=8日付『読売新聞』
日本商工会議所の三村明夫会頭(78)=新日鉄住金社友名誉会長=は定例記者会見で、2期6年の任期を迎える10月末以降も続投することを明らかにした。異例の3期目に入ることについて。
「高位の王族が政治に関与することは極めて不適切だ」=9日付『毎日新聞』
3月24日に予定されているタイの総選挙で、タクシン元首相派政党の一つ「タイ国家維持党」がワチラロンコン国王の姉ウボンラット王女(67)を党の首相候補として届け出たことについて、国王が声明を発表して。これを受け、国家維持党は擁立を断念した。
「利用者は事実上、ほかのSNS(交流サイト)に乗り換えられず、データ収集を受け入れるか、SNSの利用をやめるかの選択しかない」=9日付『毎日新聞』
ドイツの連邦カルテル庁は、米フェイスブック(FB)が独占的な地位を利用して利用者のデータを収集・活用しているのは「優越的地位の乱用」に当たるとして、データ収集の制限を命じた。同庁のムント長官が。
「その方(天皇)は戦争犯罪に関わった主犯の息子ではないか。おばあさんの手を握り、申し訳なかったと一言言えば、問題は解消されるだろう」=10日付『朝日新聞』
韓国国会の文喜相(ムンヒサン)議長は米ブルームバーグ通信とのインタビューで、慰安婦問題について、天皇陛下が元慰安婦に直接謝罪すれば解決できるとの考えを示した。日本政府は強く反発した。
「我が党の敗北により政治は安定を失い、悪夢のような民主党政権が誕生した」=11日付『読売新聞』
自民党の定期党大会で安倍晋三首相(党総裁)は、参院選と統一地方選が重なる12年に1度の「亥(い)年選挙」に向け結束を呼びかけた。前回亥年の07年に参院選で惨敗したことを振り返って。
「治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたい」=13日付『朝日新聞』
競泳女子のエース、池江璃花子選手(18)=ルネサンス、写真=が、白血病と診断されたことを自身のツイッターで公表した。
「1人リードする選手がいると、全体が盛り上がる。そういった盛り上がりが下火にならないか若干心配している」=13日付『読売新聞』夕刊
池江選手の白血病公表について、桜田義孝五輪担当相が記者団に「本当にがっかりしている」と述べた。批判を浴びて発言を撤回し陳謝した。
「真の合意に近づけば、若干の延長の可能性はある」=13日付『日経新聞』夕刊
トランプ米大統領がホワイトハウスで記者団に、3月1日の交渉期限が迫る米中通商協議について。
「本当は一緒にいつも通り並んでいたいが、できないのが現状です。でも裁判で勝って、最後には顔を出して笑って終わりたい」=15日付『毎日新聞』
同性が法律婚できない現行制度は違憲だとして、同性カップル13組が1人当たり100万円の賠償を国に求め一斉提訴した。東京地裁に提訴した佐藤郁夫さん(59)が記者会見で、パートナーの男性のメッセージを読み上げて。
「できるだけ多くの県民が、この貴重な機会に考えをしっかり表明してもらいたい」=15日付『朝日新聞』
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐり、埋め立ての賛否を問う県民投票が告示。玉城デニー知事が記者団に。
「メキシコ国境で起きていることは国家非常事態ではない」=15日付『毎日新聞』夕刊
米ホワイトハウスは、トランプ大統領が国家非常事態を宣言すると表明した。メキシコ国境に壁を建設する費用を、議会の承認を得ずに積み増す狙い。民主党のペロシ下院議長が記者会見で反発。