教養・歴史書評

自殺、死生学……「死」を考える本を読む=高部知子

    ×月×日

     日本が「自殺大国」といわれるようになってから国はいろいろな取り組みをおこなってきたようだが、近年ようやく効果が表れてきたのか、年間3万人もいた自殺者が、2017年には、2万1321人まで減ってきた(警察庁統計)。それでもやはり1日50人以上の方が自殺をしている計算になる。遺族、知人まで含めたら一体どのくらいの人が傷つき、苦しんでいることだろう。今回私が読んでみた本は、そうした遺(のこ)された家族の話だった。『自殺会議』(末井昭著、朝日出版社、1680円)。

     この本は著者が次々と自殺によって大切な人を失った経験のある人と対談をしていくという構成になっている…

    残り1058文字(全文1343文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,000円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    5月28日号

    5Gで上がる日本株16 経済効果は1000兆円以上 機関投資家も着々と投資 ■村田晋一郎/種市房子19 インタビュー 世界のキープレーヤー サム・ローガン ザイリンクス(日本法人)社長 「増加続ける『FPGA』需要 基地局ベンダーと進む協業」第1部 分野別 注目の銘柄診断20 (1) 検査・製造装置 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    最新の注目記事

    ザ・マーケット