米大統領民主党予備選 過去最多の女性候補が浮上 トランプ陣営が歓迎する「民主の左傾化」=中岡望
有料記事
詳しくはこちら
2020年11月の大統領選挙に向けた本格的な活動が始まった。現職のトランプ大統領に挑戦する民主党の大統領候補者を選ぶ予備選挙に向けて立候補が相次いでおり、乱立の様相を呈している。19年3月12日現在、正式に立候補表明をしている候補者は14人に達している(表は主要候補者)。
今回の民主党予備選には米国民だけでなく世界が大きな関心を寄せている。民主党に強力な候補者が現れれば、「アメリカファースト(米国第一主義)」を掲げて保護主義を強めたトランプ政権が覆り、米国の政策方針が一変する可能性が高まる。
もう一つは、2期目に挑む現職大統領は再選で圧倒的に有利というジンクスが今回は通用せず、はやくもトランプ大統領の敗色がちらついていることだ。民主党から多くの立候補者が出ているのは、今回の大統領選挙ではトランプ大統領に勝てると判断しているからである。
残り3661文字(全文4041文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める