「景気後退」に神経とがらす安倍政権 浮揚の焦点は「北朝鮮」=前田浩智
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安倍政権の本丸は景気である。集団的自衛権の行使容認も共謀罪も、昨年暮れの入管法改正の強行も、終わってみればどれも堀の外の出来事のような状況で、本丸への影響は軽微だった。2012年暮れの第2次安倍政権スタート以降、景気優先の「安全運転」にしばし徹すれば、内閣支持率が底割れするような事態を招来する恐れもなかった。
その国内の景気が既に後退しつつある可能性が浮上した。
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週刊エコノミスト
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