N.Y. ハドソンヤーズへの税優遇措置に批判も=冷泉彰彦
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ニューヨーク市マンハッタン島南西部「チェルシー地区」では、16の超高層ビルなどを建設する総額2000億ドル(22兆円)の巨大プロジェクト「ハドソンヤーズ」が進む。11ヘクタールの計画地には一時、2012年夏季五輪招致構想があり、メインスタジアムの建設地候補に挙がったが、ロンドンに決まり構想は消滅。商業施設やオフィスビル、コンドミニアムが複合する計画となった。
デブラシオ市長をはじめ市当局は雇用創出効果に期待を寄せ、協力的だ。3月に入り、ニュースクール大学が発表した調査で、市がハドソンヤーズに総額60億ドル(6600億円)に上る税制上の優遇措置を約束していることが新たに分かった。
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週刊エコノミスト
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