豊田通商 アフリカ事業 車に加えて医薬・小売りも=リチャード・ビエル

豊田通商のアフリカ事業は子会社の仏CFAO(セーファーオー)が実働する形で、全54カ国で展開する。関連会社は165社に及ぶ。経済状況の異なる多数の国で、多様なビジネスモデルを展開しており、どこかの国や特定の事業の調子が悪くても、他の国や事業で補う「自主保険」がかかっている状態だ。
主な事業は、自動車、ヘルスケア、消費財、テクノロジー&エネルギーだ。このうち、自動車は売り上げの約6割を占める。日本車の販売や、日本車メーカー向けに部品供給などの現地生産支援を手がけてきた。これらの自動車は単価が高く、主に法人や政府向けだ。
今後は、個人消費者の開拓が成長のカギとなり、より求めやすい価格、具体的には1万5000ドル(約16…
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週刊エコノミスト
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