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MMT人気の裏に民主党進歩派 「民主社会主義」の論理的支柱=中岡望

    「財政赤字は問題ではない」と説く現代金融理論(MMT)が米国の政界で着実に影響力を増している。米国で支持者が増えている“大きな政府”を掲げる民主社会主義と、その論客のバーニー・サンダース上院議員をはじめとする民主党リベラル派の支えとなっているのがMMTである。

     進歩的な民主党議員が注目する経済学者が、MMTの代表的な論者として知られるニューヨーク州立大学ストーニーブルック校のステファニー・ケルトン教授である。ケルトン氏がワシントンで注目される契機となったのは、2014年にサンダース氏の肝煎りで上院予算委員会の首席エコノミストに登用されてからだ。

     ケルトン氏は16年の民主党の大統領予備選挙に立候補したサンダース氏の選挙運動のアドバイザーに就任し…

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