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教養・歴史 書評

『義理と人情の経済学』 山村英司著 東洋経済新報社 1800円

sh 刺激的なタイトルである。あるいはこのタイトルだけで、はなからバカにする人もいるかもしれない。しかし著者は、「義理」や「人情」というあいまいなものと考えられている概念を経済学的に捉え直すことで、ビジネスや家庭など経済と無縁でいられない領域を誰でも改善できるチャンスが生まれると説く。こうした一見非効率な考え方がAI(人工知能)時代になってもすたれず、むしろ重要性を増しているという著者の解説は、説得力に満ちている。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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