新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 書評

『教育は何を評価してきたのか』本田由紀著 岩波新書 840円

『教育は何を評価してきたのか』 本田由紀著 岩波新書 840円

 現在の日本社会について、ほとんどの人が「息苦しい」と感じているのではないか。本書は教育こそ「垂直的序列化」と「水平的画一化」を生み出し、人々を苦しめてきたのではないかと問題提起する。キーワードは「能力」「資質」「態度」。明治維新から第二次大戦の敗戦に至るまでに画一化と序列化の萌芽を読み、戦後から1980年代までに「能力」による支配がいかに強化されてきたかを検証、教育が生んだ格差社会を打破する突破口を探る。(K)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事