教養・歴史 書評 『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史』日経コンピュータほか著 日経BP 1800円 2020年4月24日 『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史』 日経コンピュータほか著 日経BP 1800円 みずほフィナンシャルグループ発足後、足掛け8年で勘定系システムの刷新・統合が昨夏終了した。なかなか完成しないスペインの著名な教会に例えて「IT業界のサグラダ・ファミリア」と称された巨大プロジェクトの苦難の歩みを専門誌記者が追った唯一無二の記録。過去のシステム障害の反省からグループ横断組織が作業を強力に推進する体制を採用。新システム移行時は障害の同時発生も想定し事前に訓練を重ねるなど入念な努力が実を結んだ。(W) 前の記事 4月2~8日(ビジネス/新書) 次の記事 倒錯世界でまっとうに生きる 浅田次郎最新作を堪能=孫崎享 文字サイズ 小中大 印刷