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教養・歴史 書評

『今日のわたしは、だれ?』 ウェンディ・ミッチェル著 筑摩書房 2000円

『今日のわたしは、だれ?』 ウェンディ・ミッチェル著 筑摩書房 2000円

 イギリスの国民保険サービス「NHS」で重要ポストを務め、シングルマザーとして2人の娘を育て上げた著者。誰からも頼りにされてきた彼女はある時から、正体不明の切迫感に悩み始める。数えきれないほど走ったランニングコースで転倒してしまう冒頭シーンが衝撃的だ。下された診断は若年性認知症。ショックに震えながら著者は、忘れたならまた新たな自分を作ればいいと、自立した人生を歩もうと努める。当事者が語る勇気と発見に満ちた一冊。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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