新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 書評

『お父さんは認知症』 田中亜紀子著 中公新書ラクレ 800円

『お父さんは認知症』 田中亜紀子著 中公新書ラクレ 800円

 頭では理解しているつもりだったが、いざ自分の父親が認知症になってみると、「何もわかっていなかった」と著者は述懐する。本書は、多くの人がそうであるように心構えもなにもない状態で突然認知症に襲われた父と娘の「事件簿」である。外出から戻ったら鮮血にまみれ、額から骨が露出していた父。突然、庭でたき火を始める父。それでも運転免許を絶対に手放そうとしない父……。誰の身にも起こりうる出来事を等身大の言葉でつづった奮戦記。(G)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事