教養・歴史 書評 『職場の現象学』 露木恵美子、山口一郎著 白桃書房 3000円 2020年5月15日 『職場の現象学』 露木恵美子、山口一郎著 白桃書房 3000円 組織論、ベンチャー起業論の専門家である露木恵美子氏と、哲学の一分野である現象学の研究者である山口一郎氏が、「職場」をテーマにタッグを組んだ。出発点となる基本認識は、現象学の根本にある「徹底的に一人になること」。とことん一人になって自分の認識を見つめ直してからでなければ、「共に働く」という「場」を作ることは不可能だと説く。前川製作所、巣鴨信用金庫など、独自の職場作りを試みる4社の事例紹介も興味深い。(K) 前の記事 4月9~15日(ノンフィクション/新書) 次の記事 中国 何が何やら 日中言語交錯=辻康吾 文字サイズ 小中大 印刷