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教養・歴史 書評

『経済学を味わう』 市村英彦、岡崎哲二、佐藤泰裕、松井彰彦編 日本評論社 1800円

『経済学を味わう』 市村英彦、岡崎哲二、佐藤泰裕、松井彰彦編 日本評論社 1800円

 経済学について多くを知る前に学生は卒業してしまう……。そんな思いを抱く東京大学経済学部の教員たちは、ある時期から経済学のおもしろさや有用性を知ってもらうためのオムニバス講義を始める。その講義を基に編集されたのが本書だ。経済学のおもしろさをゲーム理論と制度設計の観点から解いた松井彰彦氏。市場の力と政府の役割をテーマに語る小川光氏。総勢12人の第一人者による「紙上講義」が、最新の魅力的な経済学の世界に誘ってくれる。(K)

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12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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