教養・歴史書評

『金融の未来』 山岡浩巳著 金融財政事情研究会 1600円

『金融の未来』 山岡浩巳著 金融財政事情研究会 1600円

 現在の金融の規制監督は、銀行業務ならば担い手を銀行業に絞り、対象事業者だけを監視する。規制監督のコストを抑えるために対象を絞ったとも言える。しかし、決済や投資助言にIT(情報技術)企業が参入していることからも分かるように、今後、金融には多様な事業者がかかわる。規制監督のコスト増が予想されるが、どのような対策が考えられるか──。これらは一例だが、金融システムの原理や未来像を、日銀元決済機構局長の筆者が解説する。(F)

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