教養・歴史 書評 『金融の未来』 山岡浩巳著 金融財政事情研究会 1600円 2020年6月12日 『金融の未来』 山岡浩巳著 金融財政事情研究会 1600円 現在の金融の規制監督は、銀行業務ならば担い手を銀行業に絞り、対象事業者だけを監視する。規制監督のコストを抑えるために対象を絞ったとも言える。しかし、決済や投資助言にIT(情報技術)企業が参入していることからも分かるように、今後、金融には多様な事業者がかかわる。規制監督のコスト増が予想されるが、どのような対策が考えられるか──。これらは一例だが、金融システムの原理や未来像を、日銀元決済機構局長の筆者が解説する。(F) 前の記事 5月21~27日(ビジネス/フィクション) 次の記事 中国 終わることなき民族性論=辻康吾 文字サイズ 小中大 印刷