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教養・歴史 書評

『金融の未来』 山岡浩巳著 金融財政事情研究会 1600円

『金融の未来』 山岡浩巳著 金融財政事情研究会 1600円

 現在の金融の規制監督は、銀行業務ならば担い手を銀行業に絞り、対象事業者だけを監視する。規制監督のコストを抑えるために対象を絞ったとも言える。しかし、決済や投資助言にIT(情報技術)企業が参入していることからも分かるように、今後、金融には多様な事業者がかかわる。規制監督のコスト増が予想されるが、どのような対策が考えられるか──。これらは一例だが、金融システムの原理や未来像を、日銀元決済機構局長の筆者が解説する。(F)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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