教養・歴史 書評 『内田義彦の学問』 山田鋭夫著 藤原書店 3300円 2020年6月26日 『内田義彦の学問』 山田鋭夫著 藤原書店 3300円 マルクスやアダム・スミスの研究者として、戦後日本を代表する思想家・経済学者として知られる内田義彦。人は年齢と関係なく「育つ」存在であり、「学ぶこと=生きること」を基本に据えたその姿勢には共感者が絶えない。本書は内田を尊敬してやまない著者が、渾身(こんしん)の努力で完成させた一冊。「河上肇論」や「市民社会論」の分析とともに、主要作品の案内、名言選、文献目録など、これから内田義彦を読もうとする人にも格好の入門書となっている。(K) 前の記事 6月4~10日(ビジネス/新書) 次の記事 「築地市場の豊洲移転問題」小池都政最大の汚点を都庁官僚が告発=田代秀敏(シグマ・キャピタル チーフエコノミスト) 文字サイズ 小中大 印刷