新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 書評

『白人ナショナリズム』 渡辺靖著 中央新書 800円

『白人ナショナリズム』 渡辺靖著 中央新書 800円

 米国の白人至上主義についてはさんざん聞かされてきた気になってしまうが、本書を読めばまったくの誤りであることがわかる。特に、自国第一主義と結びついた近年の白人ナショナリズムは日本ではほぼ理解されていない。著者は、若者中心の新興極右勢力「オルトライト」など反動思想に注目し、自身はあくまで反対の立場にありながら、白人ナショナリズムを「敵視」せず「理解」しようと努める。そのフェアなスタンスが信頼できる一冊だ。(K)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事