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教養・歴史 書評

『ドキュメント 強権の経済政策 官僚たちのアベノミクス2』 軽部謙介著 岩波新書 860円

『ドキュメント 強権の経済政策 官僚たちのアベノミクス2』 軽部謙介著 岩波新書 860円

 第2次安倍内閣が独自の経済政策を打ち出すまでの政官の攻防を追った前作に続く、秀抜な「アベノミクス」内幕ドキュメントの第2弾だ。政府主導の賃上げ、消費税率の引き上げと見送りなど、数々の動きの背景に財務省の地盤低下と官邸の権限強化があることが綿密な取材で裏付けられていく。「この政権の経済政策は選挙戦略として使われている」。政府関係者の言葉が、現在の“官邸一強”という権力構造の問題点を見事に表している。(W)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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