教養・歴史 書評 『アクティビストの衝撃』 菊地正俊著 中央経済社 2800円 2020年7月17日 『アクティビストの衝撃』 菊地正俊著 中央経済社 2800円 企業を食い物にする「ハゲタカ」か。あるいは、企業価値向上を促す経営陣の良き同伴者なのか。株式投資戦略に関わる筆者が長年の取材から「もの言う株主」の実像に迫る。好例としてあげるのは、2018年にオリンパスに取締役を送り込んだ米バリューアクト。巨額粉飾決算で混迷する同社を的確なアドバイスで導き、時価総額は過去最高を更新した。それ以外の実例やデータも豊富。アクティビストの本音を知りたい経営者やIR担当者に有用だ。(I) 前の記事 6月25~7月1日(ビジネス/新書) 次の記事 コロナで空前の活況も ジャンルで明暗=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷