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教養・歴史 書評

『戦争の歌がきこえる』 佐藤由美子著 柏書房 1700円

『戦争の歌がきこえる』 佐藤由美子著 柏書房 1700円

「忘れたくても忘れられない記憶こそ、人生の最期によみがえるのだ」。米国のホスピスで音楽療法士として働く著者は、戦争の記憶に苦しむ患者に出会う。米軍兵士として、原爆プロジェクトのメンバーとして、ユダヤ人として、中国人として第二次世界大戦を生き延びた彼らと関係を結び、出来事を調べることを通じて、著者が日本人として培ってきた戦争にまつわる記憶は、複眼的なものへと変化してゆく。静かな筆致が変化の追体験を促す。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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