教養・歴史 書評 『情熱のアフリカ大陸』 田島隆雄著 幻冬舎メディアコンサルティング 1400円 2020年9月4日 『情熱のアフリカ大陸』 田島隆雄著 幻冬舎メディアコンサルティング 1400円 2010年時点で、5歳未満児死亡率が9.9%もあったアフリカの国・ウガンダ。本書は、そんなウガンダに乗り込み、衛生環境の改善と死亡率低下に貢献した日本企業・サラヤの奮闘物語である。ハンドソープやアルコール消毒剤などの製造・販売を行う同社はなぜウガンダをめざしたのか。社会貢献とビジネスのはざまでどんな困難があったのか。人の善意が見落としがちな「継続性」という課題をめぐって深く考えさせる問題提起の本でもある。(K) 前の記事 8月13~19日(ビジネス/フィクション) 次の記事 ついにデジタル通貨の覇権争いが始まった……『アフター・ビットコイン2』中島真志に聞く、ブロックチェーンと仮想通貨の現在地 文字サイズ 小中大 印刷