教養・歴史書評

『民衆暴力』 藤野裕子著 中公新書 820円

    『民衆暴力』 藤野裕子著 中公新書 820円

     日本の近現代に起きた一揆、暴動、虐殺を取り上げている。こうした民衆の暴力は、学校で詳しく教えない。教科書に載る「文明開化」のひと言の裏には、「人力車夫が鉄道馬車に仕事を奪われ、………鉄道馬車を転覆させてもおかしくないほど敵意」が潜んでいた。百姓一揆、新政反対一揆、秩父事件、日比谷焼き打ち事件、朝鮮人虐殺でふるわれた民衆の暴力の底にある意識を分析していく。暴力の理由は多様だが、どれも国家の政策に端を発する。(T)

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    もうかるEV(電気自動車)、電池、モーター14 「電動化」が業績・株価を左右 「次の勝者」探しも活発化 ■神崎 修一/桑子 かつ代/斎藤 信世16 巨人の焦り トヨタから「自動車」が消える日 ■井上 久男18 自動車部品 日本電産が台風の目に ■遠藤 功治20 図解 EV用電池「国盗り物語」 ■編集 [目次を見る]

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