教養・歴史書評

『経済人類学入門』 鈴木康治著 作品社 2400円

『経済人類学入門』 鈴木康治著 作品社 2400円

 自然環境や農村との関わり、狩猟採取社会、贈与交換など、古来から人間が行ってきたあらゆる経済活動に対し、フィールドワークをはじめとしたアプローチで研究する経済人類学。本書はその理論的な基礎を解説する。社会が成立する際、経済が果たす役割やエコロジーと経済の関連性、贈与や分業概念の再検討など、地球環境問題に関心が高まり、グローバリズムとは異なる持続可能なシステム構築が望まれる時代の経済のあり方を追求する一冊でもある。(K)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月9日号

EV失速の真相16 EV販売は企業ごとに明暗 利益を出せるのは3社程度■野辺継男20 高成長テスラに変調 HV好調のトヨタ株 5年ぶり時価総額逆転が視野に■遠藤功治22 最高益の真実 トヨタ、長期的に避けられない構造転換■中西孝樹25 中国市場 航続距離、コスト、充電性能 止まらない中国車の進化■湯 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事