教養・歴史書評

『プロトタイプシティ』 高須正和・高口康太編著 KADOKAWA 2400円

『プロトタイプシティ』 高須正和・高口康太編著 KADOKAWA 2400円

 あれこれ理屈をこねるより、とにかく手を動かすべし。本書が是とする価値観はいたってシンプルだ。現代は、失敗を恐れずに次々と試作品に挑戦する企業が勝つ時代となった。そうしたパワーを結集して成功した都市の代表格が、今、世界が注目する中国・深圳である。本書は、下請け時代から始まっていかにしてこの都市が形成され、低価格・短納期で請け負う製造エコシステムを構築できたかなど、その強さの秘密を明らかにしていく。(K)

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崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

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