教養・歴史 書評 『カラー新版 地名の世界地図』 21世紀研究会編 文春新書 1350円 2020年9月25日 『カラー新版 地名の世界地図』 21世紀研究会編 文春新書 1350円 地名は土地の歴史を雄弁に語ってくれる。その場所になぜそういう名が付いているかを知ることは、理解の重要な入り口となるはずだ。自然が生み出した地名、大航海時代の西洋の価値観が「世界」を発見した結果としての地名、聞き間違いがそのまま定着してしまった地名……。これら数々の地名のルーツや謎が満載の一冊である。20年前に出た旧版に100ページを超す増補が加わり、図版はオールカラー。読み物としても資料としても興味は尽きない。(K) 前の記事 8月27日~9月2日(フィクション/ノンフィクション) 次の記事 アメリカ トランプ包囲網、3冊の暴露本いずれも話題に=冷泉彰彦 文字サイズ 小中大 印刷