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教養・歴史 書評

『教養としての歴史問題』 前川一郎編著、倉橋耕平、呉座勇一、辻田真佐憲著 東洋経済新報社 1800円

『教養としての歴史問題』 前川一郎編著、倉橋耕平、呉座勇一、辻田真佐憲著 東洋経済新報社 1800円

 1990年代以降、なぜ歴史修正主義が台頭してきたのか。本書はこの問いから出発する。マンガや映画、小説といった大衆メディアのコンテンツとして歴史修正主義は親しまれ、増幅する。一方、歴史学者たちはそのことに無自覚ではないものの、なかなか一般読者の目に触れる場所で有効なファクトチェックを発信できていない。この乖離(かいり)を克服し、問題の本質を考えるために、ここに植民地や社会学、日本中世史、近現代史の知性が結集した。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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