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教養・歴史 書評

『社会を知るためには』 筒井淳也著 ちくまプリマー新書 840円

『社会を知るためには』 筒井淳也著 ちくまプリマー新書 840円

 社会の問題に対して多くの人が憤り、社会を変えるという志は美しく映る。でもその前に、本書が説く社会の有り様を知っておいた方がいい。社会はゆるいつながりの連鎖で動いている。因果関係には回収しきれず、行為が意図しなかった結果が生じる。家族社会学が専門の筆者は、少子化や女性の職場進出を例に要因の絡み合いをつづる。社会学のスタンスが経済学など隣接領域とどう違うかも解説。「社会はわからない」ままでも見晴らしがよくなれる一冊。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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