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教養・歴史 書評

『南極で心臓の音は聞こえるか』 山田恭平著 光文社新書 1000円

『南極で心臓の音は聞こえるか』 山田恭平著 光文社新書 1000円

 南極大陸で風が吹かず静かになると、自分の心臓が動く音が聞こえる──。そんな話を聞いた高校生の時から南極を目指し、観測隊の一員として現地を踏んだ著者の、1年4カ月の滞在記。雪に埋没した雪上車を掘り出し、屋外で用を足し、ブリザードで基地内に閉じ込められる強烈な出来事が頻繁に起こる。交流のためのバレーボール大会など楽しい一幕も。温暖化対策などの研究を支える過酷なはずの日々もユーモアたっぷりな語り口で面白く読める。(W)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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