教養・歴史 書評 『東大塾 現代アメリカ講義』 矢口祐人編 東京大学出版会 3200円 2020年10月9日 『東大塾 現代アメリカ講義』 矢口祐人編 東京大学出版会 3200円 米大統領選も間近に迫り、アメリカのどのような変化がトランプ大統領を生み、就任以降どこに向かっているのかを分析する。反知性主義の台頭や「多人種都市」ロサンゼルスの歴史と暴動、GAFAに代表される巨大IT企業の寡占、住民の大半が反トランプのハワイから見えてくるもの、といったテーマで、各分野の一線で活躍する研究者8人が解説。東京大学本郷キャンパスで社会人向けに開催された講演会がベースで、内容は分かりやすい。(K) 前の記事 9月17~23日(ビジネス/ノンフィクション) 次の記事 映画も大ヒット!『鬼滅の刃』で集英社が絶好調の一方、マンガを持たない出版社に「雑誌という不良債権」が重くのしかかっている(永江朗) 文字サイズ 小中大 印刷