教養・歴史書評

『東大塾 現代アメリカ講義』 矢口祐人編 東京大学出版会 3200円

『東大塾 現代アメリカ講義』 矢口祐人編 東京大学出版会 3200円

 米大統領選も間近に迫り、アメリカのどのような変化がトランプ大統領を生み、就任以降どこに向かっているのかを分析する。反知性主義の台頭や「多人種都市」ロサンゼルスの歴史と暴動、GAFAに代表される巨大IT企業の寡占、住民の大半が反トランプのハワイから見えてくるもの、といったテーマで、各分野の一線で活躍する研究者8人が解説。東京大学本郷キャンパスで社会人向けに開催された講演会がベースで、内容は分かりやすい。(K)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事