教養・歴史 書評 『データ農業が日本を救う』 窪田新之助著 インターナショナル新書 840円 2020年10月9日 『データ農業が日本を救う』 窪田新之助著 インターナショナル新書 840円 高齢化や後継者不足に直面する日本の農業に救いはあるのか? 農業ジャーナリストの著者は、生産・収穫から流通・販売に至るまで、徹底的に生育状況などのデータを収集する「データ農業」に活路を見いだす。本書で紹介されるのは、例えばドローンで畑を撮影した画像から土が作物を育てられる力を分析した結果、年間400万円超の肥料代削減に成功したケース。これら豊富な実例は説得力に富み、データ農業の真価が理解できる。(W) 前の記事 9月17~23日(ビジネス/ノンフィクション) 次の記事 映画も大ヒット!『鬼滅の刃』で集英社が絶好調の一方、マンガを持たない出版社に「雑誌という不良債権」が重くのしかかっている(永江朗) 文字サイズ 小中大 印刷