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教養・歴史 書評

『ポストコロナの経済学』 熊谷亮丸著 日経BP 1600円

『ポストコロナの経済学』 熊谷亮丸著 日経BP 1600円

 新型コロナウイルスの影響について、容易に予測がつかない状況が続いている。そんな中、著者はコロナ制圧に期待せず、「共存」戦略をしっかり立てるべきだと主張する。そのための前提として、利益至上主義からSDGs(持続可能な開発目標)を中心に据えた資本主義の転換をはじめ、格差拡大に伴う反グローバリズムとナショナリズムの台頭など八つの構造変化を列挙する。そしてそれらの変化の中で、日本の弱みと強みの両面を冷静に検証する。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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