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教養・歴史 書評

『競艇と暴力団』 西川昌希著 宝島社 1600円

『競艇と暴力団』 西川昌希著 宝島社 1600円

 人気俳優をCMに起用して知名度が上がるボートレース(競艇)。そんな公営ギャンブルの八百長に手を染めた元選手による衝撃の告発本だ。暴力団組長の息子という生い立ちから、競艇選手になり2000万円以上稼ぐ実力を付けながらも、元暴力団員と共謀して八百長にはまっていく経緯を赤裸々につづる。少なくとも5億円以上を稼いだという告白にも驚くが、共犯者はいまもレースを走り、さらに不正は続いていると明言していることだ。自浄作用は働くのか。(M)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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