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教養・歴史 書評

『ブラック霞が関』 千正康裕著 新潮新書 780円

『ブラック霞が関』 千正康裕著 新潮新書 780円

 午前7時に仕事を開始し、退庁は翌日午前3時すぎ──。激務が続く中央省庁の過酷な現実を、厚生労働省の元キャリア官僚が実体験を基に解説、仕事の効率化を提言する。官邸主導が広がり、求められる政策の検討スピードが上がった結果、負荷が増大。煩雑な国会対応や根深く残る紙文化なども現場を追い詰めていると指摘する。国会議員や官僚に「くだらない仕事に時間を使うな」と声を上げるよう求める著者の危機感が読者へ広く伝わってほしい。(W)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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