新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 書評

『ドキュメント 日銀漂流』 西野智彦著 岩波書店 2500円

『ドキュメント 日銀漂流』 西野智彦著 岩波書店 2500円

 1998年の改正日銀法施行で政府からの独立性向上を勝ち得たが、その後も政府・与党の思惑に翻弄(ほんろう)され続ける日銀。世界金融危機など未曽有の試練に際し、ゼロ金利や量的緩和といった異例の政策を打ち出してきた。四半世紀に及ぶ苦悩の歩みを、5人の総裁を軸に再現した卓抜なドキュメント。アベノミクスに傾倒する黒田東彦総裁と執行部の不協和音など、裏側の議論や駆け引きが真に迫る。金融政策の難しさをあぶり出した著者の圧巻の取材力が光る。(W)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事