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教養・歴史 書評

『サラリーマン生態100年史』 パオロ・マッツァリーノ著 角川新書 900円

『サラリーマン生態100年史』 パオロ・マッツァリーノ著 角川新書 900円

 サラリーマンという言葉は、大正時代の中期に登場したという。給与生活者が階層として明確になったのはさらに前、明治時代だ。身近な存在なのに、あまり考察されたことのないサラリーマンについて、イタリア生まれの日本文化史研究家が記したのが本書である。「社長」と「愛人」の切っても切れない関係からマイホーム狂騒曲、厳しかった週休二日制への道のり、通勤地獄、ビジネスマナーなど、先輩たちの生態から日本人の企業観が浮かび上がる。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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