教養・歴史 書評 『2021年以後の世界秩序』 渡部恒雄著 新潮新書 760円 2021年1月29日 『2021年以後の世界秩序』 渡部恒雄著 新潮新書 760円 トランプ氏がこれほど米国を分断させると著者は予測できなかった。その反省から既存の分析手法を捨て20のテーマで考察を進める。新型コロナ後の世界については、米国のリーダーシップの衰退、グローバルな協調の形骸化といったコロナ前からの問題が先鋭化すると見る。このほか、より巧妙なポピュリストの出現、中国の国際機関支配、バイデン政権の展望、インドの存在感の高まりなど今後の国際関係を理解する上で重要なテーマに答えていく。(T) 前の記事 1月7~13日(ビジネス/フィクション) 次の記事 NO.1ストラテジストが教える米国株投資の儲け方と発想法 菊地 正俊著 日本実業出版社 1500円 文字サイズ 小中大 印刷