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教養・歴史 書評

『2021年以後の世界秩序』 渡部恒雄著 新潮新書 760円

『2021年以後の世界秩序』 渡部恒雄著 新潮新書 760円

 トランプ氏がこれほど米国を分断させると著者は予測できなかった。その反省から既存の分析手法を捨て20のテーマで考察を進める。新型コロナ後の世界については、米国のリーダーシップの衰退、グローバルな協調の形骸化といったコロナ前からの問題が先鋭化すると見る。このほか、より巧妙なポピュリストの出現、中国の国際機関支配、バイデン政権の展望、インドの存在感の高まりなど今後の国際関係を理解する上で重要なテーマに答えていく。(T)

インタビュー

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12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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