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教養・歴史 書評

『地方を生きる』 小松理虔著 ちくまプリマー新書 860円

『地方を生きる』 小松理虔著 ちくまプリマー新書 860円

 福島にUターンした著者が体験をもとに、地方移住の可能性とアドバイスを綴った本、とまとめるのは味気ない。同質性による風通しの悪さなどマイナス面も見つめたうえで、「魅力と課題は同時に発見されるもの」だから、丸ごと面白がろうと勧める。そのスタンスは原発事故の後、魚の放射線量測定や情報発信といった活動につながった。著者の言う「ローカル」は地方に限らず、自分が住む場、関わる場を指すから、誰もが何かメッセージを受け取るだろう。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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