教養・歴史 書評 『女性たちが見ている10年後の消費社会』 日野佳恵子著 同文舘出版 2500円 2021年3月12日 『女性たちが見ている10年後の消費社会』 日野佳恵子著 同文舘出版 2500円 徹底的に女性視点に立ったマーケティングを試みることで、今後10年の市場動向が見えてくるはずだと著者は主張する。就業率や未婚率などのデータを精査し、女性視点マーケティングの成功を「共感」「共働」といった「共」の考え方に求め、今後消費が伸びるだろう分野を予測する。生理不順や婚活、妊活など女性を「ブルー」にさせる「ブルー消費」は空白ゾーンであるとの指摘など、今後の商品開発や売り方のヒントになるような分析が満載だ。(K) 前の記事 「色覚異常」の著者が探る 時に痛快なノンフィクション=高部知子 次の記事 2月25~3月3日(フィクション/ノンフィクション) 文字サイズ 小中大 印刷