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教養・歴史 書評

『女性たちが見ている10年後の消費社会』 日野佳恵子著 同文舘出版 2500円

『女性たちが見ている10年後の消費社会』 日野佳恵子著 同文舘出版 2500円

 徹底的に女性視点に立ったマーケティングを試みることで、今後10年の市場動向が見えてくるはずだと著者は主張する。就業率や未婚率などのデータを精査し、女性視点マーケティングの成功を「共感」「共働」といった「共」の考え方に求め、今後消費が伸びるだろう分野を予測する。生理不順や婚活、妊活など女性を「ブルー」にさせる「ブルー消費」は空白ゾーンであるとの指摘など、今後の商品開発や売り方のヒントになるような分析が満載だ。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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