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教養・歴史 書評

『第三帝国』 ウルリヒ・ヘルベルト著 角川新書 1000円

『第三帝国』 ウルリヒ・ヘルベルト著 角川新書 1000円

 イメージや断片的情報で語られがちなナチス・ドイツ。その全貌を第一人者が最新の研究潮流をふまえて概説した。戦争を遂行するには財源が乏しいことは当初から自明で、東欧を植民地支配し、労働力や食糧・物資を徹底収奪。民間人の殺りくはユダヤ人と強制収容所にとどまらず1000万人以上に上り、餓死者も多数出した。一方、国内の暮らしは守られ、ドイツ人は人種主義的なヒエラルキーの上位に役割を得た。知らなければ何も始まらない。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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