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教養・歴史 書評

『そこに工場があるかぎり』 小川洋子著 集英社 1400円

『そこに工場があるかぎり』 小川洋子著 集英社 1400円

 著名作家、実は相当な“工場愛”の持ち主だった!「なんて面白そうなんだろう」と思った6カ所を見学、知られざる現場に密着した楽しいエッセーだ。幼児を立ったまま乗せて運ぶ「サンポカー」、競技用ボート、貴重なガラス製分析装置……とチョイスが実にシブい。金型や部品に微細な穴を開ける工場では高度な技術力に驚かされる。日本のものづくりを多方面から支える最前線を体感できて実に有意義。説明用の写真や図があればなお良かった。(W)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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