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教養・歴史 書評

『「低度」外国人材』 安田峰俊著 KADOKAWA 1800円

『「低度」外国人材』 安田峰俊著 KADOKAWA 1800円

 留学生や技能実習生として来日し、低賃金で過酷な労働に従事する外国人。弱者として描かれがちな彼らの実像をルポライターが捉えた。コロナ下のモスクやベトナムの故郷まで追い、時に同居する密着ぶりだ。逃亡して稼ぐ人もいれば、搾取する側に回る人もいる。中国が多かったが、いまやアジア各地から判断力や権利意識の弱い希望者が送り込まれる。自らを「使い捨ての道具」と揶揄(やゆ)する彼らを日本は食い物にしつつ沈んでゆくのだと突きつけられる。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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