週刊エコノミスト Onlineキリンを作った男・前田仁

なぜバブル期には大ヒット商品が生まれたのか? 今と比べ圧倒的に違うのは「リーダーの○○」だった

東京・芝浦のジュリアナ東京。お立ち台の上で扇子を片手に踊り続ける超ミニスカートの女性客
東京・芝浦のジュリアナ東京。お立ち台の上で扇子を片手に踊り続ける超ミニスカートの女性客

大ヒット商品を「連発」した時代

1987年はスーパードライをはじめ、各業界からヒット商品が集中した年だった。

三菱電機が発売したダニを駆除するクリーナー「ダニパンチ」、同じく三菱電機の大型テレビ、花王のコンパクト粉末洗剤「アタック」、”女子大生ホイホイ”と呼ばれ若い女性が乗りたがったホンダ・プレリュード(三代目)など。

発売は86年だが富士フイルムのレンズ付きフィルム「写ルンです」、そして前田仁が初代店長を務め86年10月オープンしたビアホール・ハートランド、同10月発売のキリン「午後の紅茶」、88年1月に発売され3ナンバー車のトレンドをつくった日産・シーマ……。

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