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経済・企業 キリンを作った男・前田仁

「スーパードライ」はなぜ大ヒットしたのか 酒屋へのアポ無し営業を繰り返した「外様社長」の執念と行動力

故・樋口広太郎(1999年2月26日撮影)
故・樋口広太郎(1999年2月26日撮影)

苦境にあえいでいたアサヒに、旧住友銀行から新しい社長が送り込まれる。

それが樋口廣太郎だった。

もともと、アサヒ再建より、後始末のために送り込まれた樋口だったが、自身もどぶ板営業を嫌がらず、とうとう「スーパードライ」というメガヒット商品を生みだす。

アサヒはなぜ、時代の変化に敏感であることができたのか。

「ハートランド」「一番搾り」ほか、さまざまなヒット商品を開発し、キリンビバレッジ社長に上り詰めた前田仁氏の逸話を、ジャーナリストの永井隆氏が語り継ぐ本連載。

第8回目は、キリンのはるか後塵を拝していたアサヒが、「スーパードライ」を投入したいきさつを語る。(前回はこちら)

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