「スーパードライ」はなぜ大ヒットしたのか 酒屋へのアポ無し営業を繰り返した「外様社長」の執念と行動力
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苦境にあえいでいたアサヒに、旧住友銀行から新しい社長が送り込まれる。
それが樋口廣太郎だった。
もともと、アサヒ再建より、後始末のために送り込まれた樋口だったが、自身もどぶ板営業を嫌がらず、とうとう「スーパードライ」というメガヒット商品を生みだす。
アサヒはなぜ、時代の変化に敏感であることができたのか。
「ハートランド」「一番搾り」ほか、さまざまなヒット商品を開発し、キリンビバレッジ社長に上り詰めた前田仁氏の逸話を、ジャーナリストの永井隆氏が語り継ぐ本連載。
第8回目は、キリンのはるか後塵を拝していたアサヒが、「スーパードライ」を投入したいきさつを語る。(前回はこちら)
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週刊エコノミスト
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