経済・企業未来産業の本命

選ばれる「仮想通貨」の条件 “分散型金融”と“非代替性”=高城泰

(Bloomberg)
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 <第2部 デジタル通貨と新たなインフラ>

「昨年来の仮想通貨バブルで資産が目標に達したこともあり、娘の卒業に合わせて3月からシンガポールに移住した。税金は海外口座分も含めすべて申告済み。海外送金もブロックチェーンですべて追える」──。(未来産業の本命)

 そう打ち明けたのは仮想通貨で10億円を超える資産を築いたA氏だ。仮想通貨の主軸であるビットコインは4月13日、700万円へ到達(図1)。昨年4月から10倍以上の値上がりとなった。2017年バブルの高値からも3倍となり、ほぼすべての投資家が含み益を抱えた状態となり、30代にしてセミリタイアを実現可能な資産を築いたA氏のような人も少なくない。

 値上がりはビットコインにとどまらず「アルトコイン」(ビットコイン以外の仮想通貨)にも波及し、仮想通貨全体の時価総額は史上初の2兆ドル(約220兆円)を突破し、240兆円に達した。時価総額で世界最大のアップル(4月13日時点で248兆円)を超える日はもう間近となっている。

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