教養・歴史書評

『石橋湛山の65日』 保阪正康著 東洋経済新報社 1980円

『石橋湛山の65日』 保阪正康著 東洋経済新報社 1980円

 歴史家が禁じ手の「イフ(if)」をあえて問う。石橋湛山の首相在任期間が長かったら、戦後日本は別の道を歩んだのではないかと。石橋は積極財政論で知られるが、戦中もリベラルを貫いた言論人として日本独自の民主主義、自主独立の平和主義を掲げていた。だが、病によりわずか65日で潔く退き、後任の岸信介内閣は日米安保条約改定を強行。戦前の帝国主義国家へと回帰し、対米従属路線に傾いた。分岐点の政治動向を描いた一冊から示唆をくみたい。(A)

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